市場規模の現状(情報通信業の全体像)
日本の情報通信業は、通信、放送、ソフトウェア、クラウド、データセンター、インターネットサービスなど多岐にわたる分野で構成され、経済全体のデジタル基盤を支える中核的産業です。
総務省の統計によると、2022年の情報通信業の年間売上高は約61兆円に達し(サービス産業動向調査ベース)、前年比2.1%増となりました(出典:総務省「サービス産業動向調査」)。
このうち情報サービス業(システム開発・クラウド等)が約47%を占め、電気通信業(通信キャリアなど)が約30%、インターネット付随サービス業(ポータル・データセンターなど)が続いています。
情報通信業はGDPの約10%を占め、製造業に次ぐ主要産業です。
- 年間売上高(2022年): 約61兆円(前年比+2.1%)
- 事業所数: 約12万事業所(うち中小企業が約98%)
- 就業者数: 約202万人(前年比+1.7%)
- 情報通信業GDP寄与率: 約10.4%(2023年)
過去5年間の市場規模推移
総務省「サービス産業動向調査」によると、2017〜2022年の情報通信業の月平均売上高は以下のとおり推移しています。
- 2017年: 約57.3兆円
- 2018年: 約59.2兆円(+3.4%)
- 2019年: 約60.3兆円(+1.8%)
- 2020年: 約58.7兆円(コロナ禍で減少)
- 2021年: 約59.8兆円(+1.8%)
- 2022年: 約61.0兆円(+2.1%)
コロナ禍では一時的に減少したものの、クラウド・データセンター・リモート関連需要の増加で回復。
とくにインターネット付随サービス業の成長が顕著です。
今後の市場予測と展望
国内ICT市場は、AI・IoT・クラウド投資の拡大により今後も堅調な成長が予想されています。
総務省「情報通信白書」2023年版によると、ICT市場支出は2022年に27.2兆円、2030年には約30兆円規模に拡大する見込みです。
また、民間調査会社IDC Japanによると、国内AIシステム市場は2023年に約6,858億円、2028年には2兆5,433億円に達する見通しです。
IoT市場も2023年の6.9兆円から2028年には10.1兆円へと成長が予測されています。
生成AIの実装や5G普及が進み、データ分析・自動化・通信基盤の需要増が成長を後押しします。
業界構造(事業者数・規模)
情報通信業の事業所数は約12万件で、うち中小企業が98%を占めています。
大企業(従業員300人以上)は全体のわずか2%ながら、売上構成比では約60%を占める寡占的構造です。
分野別では、以下の主要プレイヤーが中心となっています。
- 電気通信業: NTT、KDDI、ソフトバンク、楽天モバイル
- 情報サービス業: NTTデータ、富士通、NEC、日立など
- インターネット付随サービス業: 楽天、サイバーエージェント、LINEヤフーなど
主要分野別シェア(2022年)
- 情報サービス業: 約47%
- 電気通信業: 約30%
- インターネット付随サービス業: 約13%
- 放送業: 約7%
- 映像・音声・文字情報制作業: 約3%
顧客単価・雇用規模の動向
就業者数は約202万人。
労働生産性は1人当たり約1,470万円(全産業平均の約1.8倍)と高水準です。
平均年収は約580万円(厚生労働省・賃金構造基本統計調査)。
通信事業者では個人向けARPU(1契約あたり月額収入)が3,000〜4,000円台で推移。
企業向けではクラウド・データ分析・AI導入支援などの高付加価値サービスが拡大中です。
技術革新と構造変化
- AI活用: 生成AI・機械学習の導入が業務効率化と新規事業開発を促進。
- IoT普及: 製造・物流・医療分野でのセンサー連携・自動制御が拡大。
- クラウド・データセンター需要: 企業のDX推進により年率10%前後で成長。
- 5G・次世代通信: 通信高速化・低遅延によりスマートシティ・自動運転が現実化。
他サービス業との規模比較
情報通信業の市場規模(約61兆円)は、建設業(約63兆円)と並びサービス産業の中でも最大級。
外食産業(約24兆円)や運輸業(約40兆円)を大きく上回っています。
業界の課題
成長産業である一方で、競争激化や技術進歩に伴う課題も抱えています。
- 価格競争: 通信料金値下げやMVNO拡大による収益圧迫。
- 人材不足: DX・AI・クラウド技術者の採用難。
- サイバーセキュリティ: 攻撃増加に伴う防御コスト上昇。
- 中小企業のIT活用遅れ: DX推進格差が課題。
広告・プロモーションの重要性
情報通信業では自社技術やBtoBサービスを可視化するためのWebマーケティング・デジタル広告の重要性が高まっています。
特にBtoBリード獲得、採用広報、オンライン展示会連携などが成果を上げています。
広告活用の選択肢
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Google広告・LinkedIn広告などで企業リードを獲得。
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出典:総務省「サービス産業動向調査」「情報通信白書」、経済産業省「電子商取引市場調査」、IDC Japan、市場調査レポート各種
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