整体業の市場規模

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日本の整体業界の市場規模と将来性【2026年最新版】都道府県別データ付き

健康志向や高齢化を背景に、整体・接骨院・鍼灸などの「療術業」は底堅い需要を保っています。本記事では矢野経済研究所などの最新データをもとに、市場規模の推移・地域分布・今後の課題を整理します。

この記事でわかること

  • 療術業界(広義)の市場規模は2025年に1兆70億円まで拡大(矢野経済研究所調べ)
  • 施術所数は人口の多い東京より大阪の方が多いという実態データ
  • 2026年のあはき療養費改定など、経営に影響する直近の業界動向

1. 市場規模の推移(2025年実績まで反映)

区分 該当業種 市場規模
広義(療術業全体) 接骨院・鍼灸院・マッサージ院(国家資格) 約1兆70億円(2025年)
狭義(整体・リラクゼーション) 整体院・カイロプラクティック等(民間資格) 約1,215億円(2023年推定)

広義市場は次のように推移し、2025年に初めて1兆円を突破しました。

市場規模 前年比
2020年 9,190億円 94.6%(コロナ禍で減少)
2021年 9,680億円 105.3%
2022年 9,560億円 98.8%
2023年 9,850億円 103.0%(5類移行で回復)
2025年 1兆70億円 101.1%

※2024年単独の実額は未公表。矢野経済研究所「柔道整復・鍼灸・マッサージ市場に関する調査(2026年)」より作成。

2025年の成長要因は、高齢者人口の増加という構造的な需要に加え、自費診療メニューへのシフトが寄与したと分析されています。なお狭義市場(1,215億円)は2023年時点の推定値であり、広義市場(2025年)と発表時期が異なる点にご留意ください。

2. 地域ごとの分布傾向

  • 都市部(東京・大阪・名古屋等):市場規模は大きいが新規参入も多く競争が激しい。「短時間ケア」「美容整体」など特化サービスの需要が高い。
  • 地方・郊外:高齢化に伴う身体メンテナンス需要が底堅く、都市部より競争が緩やかで地域密着型の経営が成立しやすい。

3. 都道府県別の市場規模(推計)

下表は各都道府県の人口シェアをもとにした市場規模の目安です(人口比による試算のため、実際の施術所密度とは一致しません)。

都道府県 人口(万人) 市場規模の目安(億円)
東京都 1,410 1,108
神奈川県 940 734
大阪府 880 686
愛知県 750 581
兵庫県 550 427
北海道 530 410
千葉県 620 480
福岡県 510 397
静岡県 370 287
茨城県 300 233
残り37県のデータを見る
都道府県 人口(万人) 市場規模の目安(億円)
広島県 290 226
京都府 260 202
宮城県 230 178
新潟県 230 178
岐阜県 200 155
栃木県 190 147
岡山県 190 147
群馬県 180 139
福島県 180 139
熊本県 180 139
三重県 180 139
長野県 210 163
鹿児島県 160 124
沖縄県 150 116
和歌山県 150 116
山口県 140 109
長崎県 140 109
滋賀県 140 109
奈良県 130 100
愛媛県 130 100
山形県 110 86
大分県 120 93
岩手県 100 78
福井県 80 62
秋田県 80 62
山梨県 80 62
佐賀県 80 62
鳥取県 60 47
島根県 60 47
高知県 60 47
【実態データ】施術所数は東京より大阪が多い

全国柔整鍼灸協同組合の集計(2022年末時点)によると、柔道整復施術所(接骨院・整骨院)数の実際の順位は1位:大阪府 6,756件、2位:東京都 6,186件、3位:埼玉県 3,030件です。人口では東京の方が多いにもかかわらず施術所数は大阪が上回っており、単純な人口比の推計だけでは実態を捉えきれない点に注意が必要です。

4. 将来予測と直近の業界動向

  • 将来予測(狭義市場):2030年 約1,500億円、2035年 約1,700億円と推計(東京都中小企業診断士協会「エリアマーケティング研究会」2025年6月発表)
  • 成長要因:健康志向の高まり、美容分野との融合、ペット整体など新サービスの登場
  • 2026年の経営課題(矢野経済研究所):
    • 同業種・周辺業種との競合激化による患者数減少への対応
    • 労働環境改善による人材確保・教育のマニュアル化
    • 2026年のあはき療養費改定への対応
  • 注目トレンド:MEO対策(地図検索対策)、美容訴求メニューの拡充

5. 競争を勝ち抜くための広告戦略

技術の均質化が進む都市部ほど、「地域で探している見込み客にどうリーチするか」が経営の鍵です。Google検索広告やSNS広告なら、腰痛・肩こりなど具体的な悩みを持つユーザーに直接アプローチできます。特に「整体+地域名」の検索は来店意欲が高く、少額予算でも効果が出やすい傾向があります。

ネット広告の活用を検討されている方へ

まとめ

  • 療術業界(広義)は2025年に1兆70億円まで拡大し、初めて1兆円を突破
  • 成長要因は高齢者人口の増加と自費診療メニューへのシフト
  • 施術所数は人口ではなく実態ベースで見ると大阪が全国1位
  • 2026年のあはき療養費改定や人材確保が経営上の重要テーマ
  • 競争激化の中で「選ばれる仕組み(Web集客)」の構築が必須

参考資料
矢野経済研究所「柔道整復・鍼灸・マッサージ市場に関する調査を実施(2026年)」
矢野経済研究所「同(2024年)」
全国柔整鍼灸協同組合「都道府県別の柔道整復施術所数について」
東京都中小企業診断士協会 エリアマーケティング研究会「競争が激化する整体業界と今後の市場予測」(2025年6月)
・総務省「経済センサス」

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WRITER PROFILE

熊切 啓太
KUMAKIRI KEITA

Web Marketer / Director

10年以上のキャリアを持つWebマーケター。EC・D2C領域からB2Bのリード獲得まで、多岐にわたる業種で「0からの集客基盤構築」を行ってきました。
広告運用だけでなく、制作からLPO、SEO、EFOまで幅広く手がけています。今のお客様にとって本当に必要なことを一緒に考え、着実に成果を積み上げていくスタイルを大切にしています。また、最近では当サイトでも発信している通り、先端AIを実務に活用することで、より効率的で精度の高いマーケティング支援を追求しています。

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